介護職での腰痛を改善する方法

介護職での腰痛を改善する方法

介護職として働いていると腰痛になることがあります。移乗介助やトイレ介助などを行う際には前傾姿勢や中腰になることが多く、慣れていない姿勢が続くことで腰痛になってしまうことも少なくありません。一度腰痛になると実生活にも大きな影響を及ぼすことになります。そのため、腰痛を予防したり改善したりすることが重要といえるでしょう。

腰痛の改善のために役に立つのがストレッチです。上半身、背中、太ももをそれぞれストレッチすることで腰痛改善や腰痛予防を行うことが出来ます。上半身をストレッチする際には立ったまま手すりをつかみます。両腕を伸ばした状態で腰を直角に曲げて前かがみの姿勢をキープします。この状態を20秒程度続けたら背中の筋肉を3回ほど伸ばします。これを繰り返すだけです。背中のストレッチをする際には手すりを両手でつかみます。脚は適度に開いてからしゃがみます。この状態をキープしてから背中を伸ばす動きを3回ほど行えば完了となります。太もものストレッチの場合は片手で手すりをつかみます。もう片方の手で片足のつま先をつかんで後ろで引き上げたらその状態を20秒キープし、太ももの前側の筋肉を伸ばします。この動きを左右どちらも行えば完了となります。

腰痛はなってから改善することも大切ですが、なりにくいように予防することも重要です。介護を行う際に低い姿勢で行うのであれば、腰を曲げずに腰を落とすイメージで介護を行えば負担を軽減することが可能です。職業病ともいえる介護職の腰痛は、日頃からストレッチをすることで十分に緩和することもできるのです。