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職業病である腰痛を防ぐポイント

どの仕事にも「職業病」と呼ばれるのもがありますが、介護職においては腰痛がそれにあたるはずです。介護の現場では利用者の日常生活をサポートするために、様々な動作が繰り返し必要になります。このため介護職の身体への負担も大きく、肉体的な職業病にかかるケースも珍しくありません。特に腰痛は介護職の職業病として代表的なものであり、腰痛予防を心がけることが重要になります。そこで、役に立ちそうな腰痛予防のポイントについて、ここでは幾つか紹介しましょう。

まず1つめのポイントは、正しい姿勢で介助をすることです。姿勢が不安定であれば、身体の特定部位に負担がかかり、職業病へとつながります。もちろん腰痛の原因にもなります。2つめのポイントは、動きやすいユニフォームや靴を着用することです。通常ほとんどの介護の現場では、指定されたユニフォームや靴を着用するはずです。もし自分にとって問題があれば、上司や管理職へ率直に報告しましょう。これは腰痛予防だけでなく、介助中の事故防止のためにも重要なことです。

3つめは、腰痛予防体操を勤務時間中に取り入れることです。確かに介護の現場は忙しく、時間的にも余裕がないケースが多々あります。しかし介護職の健康や安全を疎かにすれば、やがて職場でのサービス低下や人材不足など、様々なデメリットが生じることを知るべきでしょう。最後のポイントは、介助する環境を整備すること。ここでの環境整備とは、ベッドの高さをはじめ浴槽やトイレのスペースなど、日常生活で必要になる部分を改善することです。そして改善にあたっては、あくまでも利用者の視点に立ちながら、介護職の負担を軽減する姿勢が大切です。